路上折り紙とその先で考えること

活動

近況報告

フランスに住み始めて2か月。

もう二か月か…

日本にいた時はあと1週間でフランスか…とか言っていたのに、今や初めに比べればフランスの環境にも慣れて(言葉はまだわかりませんが)最低限の生活をしています。

路上折り紙も、一通り警察に止められ、路上慣れして緊張感がなくなってしまい、オリンピックで警備も厳しくなってきたので最近は家で事務作業や制作作業にシフトしはじめました。

守りに入ってしまっている。そんな不完全燃焼感も感じなくはないですが、ここは耐えどころということなのかもしれません。

それにしても、言語すら違う環境に来ても短い時間で順応できるものなんですね~。生き物の適応力はほんとにすごいものです笑

これからのこと

路上折り紙ばかり今まではやってきましたが、路上をメインにやりに来ているわけではありません。

僕は路上を通して人と繋がりを作り、色んなアーティストと繋がったりギャラリーの人と繋がったりしてそれから先のもっと楽しいクリエイティブなことに繋げることが目的なのです。

しかし路上の反応といえば意外と大きくない(これまでの路上で繋がった現地友達との縁にはとても感謝しています!!)。

もちろんやり方や場所、通りがかる人や道の雰囲気で変わることですが、僕の体感的に「お金取られるんじゃないか」とか、即興折り紙しか見てもらえないので安っぽく見られているのでは、、と感じました。

やっぱり、日本で活動していた時のように額やアクリルケースに入ったかっこいい自信作たちをこっちでも作り、僕の本気の一作をパリの人たちにお披露目したいのです。

その作品を創り、見せるためのアトリエを探したり、日々の制作の様子を発信したり、日本の会社さんとの制作のお仕事を進めたりと、外に出られない真夏の暑い日は家で作業する期間にしていくつもりです。

日本に帰国してやりたいこと

構想1 移動式アトリエ計画

こっちでは僕はゲストハウスに長期宿泊しています。

理由はアパートで住むより人の流動性が高く、色んな人と会えると思ったからです。

実際のところパリコレに出るためのオーディションを受ける日本人モデルさんとか、普段多分会えないであろう人たちとの交流があって楽しく過ごしています。

一方でゲストハウス泊は自分一人の時間が持てないという副作用もあって、集中した作品制作や音声を入れたい動画制作、フランス語学習などの毎日のルーティンがなかなか身につかないことが難点でもあり、今は人との交流と一人の時間の両立が僕には必要なんだと気付かされています。

そこで考えたのが以前から構想していた移動型アトリエ計画。

斬新ながらこれがインスピレーションに必要な流動的な環境と集中して作品を制作するのに必要な安定的な環境のバランスがとれる最適解なのではと思い始めています。(そして何より発信するネタが増える)

軽トラの荷台にアトリエとなるキャビンを建てて、日本全国のゲストハウスでフリーアコモデーションをしながら日本各地で色んな人脈を築き、色んな刺激やインスピレーションを受けて一人で作品づくりしたくなったときには荷台のアトリエに引きこもり、制作をする。

そんな日本全国折り紙生活圏構想を目指しています。笑

構想2 世界を舞台にする

こっちに来て思ったのが世界は広い、ということ。

当たり前に聞こえますが、これを”体感的に”感じられることがフランスに住んでいる僕からすると本当に新鮮なんです。

言葉は出来ないけど折り紙を通して笑顔で帰って行ってくれる人がいたり、そんな日本ではできない新しい挑戦や新鮮な体験が出来る舞台が海外だと思っています。

その上で海外でどのような想いでどんな活動をするのか。

以前から僕は折り紙にはアートとしての認知余地がまだまだ世界的に見ても、そして日本国内で見てもとても大きいのではないかと思っています。

そしてどこか「折り紙は所詮は子供のお遊びだ」と過小評価されている。

僕は折り紙アーティストです。

そんな子供のお遊びである折り紙を20年以上極めてきた人間として、自分の作品を「アート作品」として評価してもらうために人生をかけて挑戦しています。

世界にはもっともっと自分の作品価値を、そして人生をかけて制作している情熱を分かってくれる人がいるはず。

そんな想いから、世界中のアトリエを転々としながら自分の作品を知ってもらい販売していきたいと漠然とではありますが考えています。

いやはや熱く語ってしまいました。
ただでさえパリは真夏のオリンピックで二つの意味で熱いのに笑

僕の熱い文章を最後まで読んでくれたみなさんにMerci!ありがとおりがみ~~◆◇

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