こんにちはコーキです!
今回のワークショップは大トロ。
普通サイズの折り紙で折ると、なんとだいたい実物大の大トロの寿司になります
これは2枚の紙から作っている作品で、白い紙と赤い紙を使用。
白と赤なので、技術的には赤い折り紙を使用して、表の赤色と裏の白色を使って1枚の紙から作ることももちろんできるんですが、それだと実物大にはできないので、今回は大きさ優先で2枚の普通サイズの折り紙から糊付けなしで作り上げる設計にしました。
構造
どのようにくっつけているのかというと、シャリ部分とネタ部分に分かれていて、シャリは直方体、ネタは平面で、ポケットがついています。
そのネタポケットにシャリの「手」を差し込むことで固定されて一つの作品としてまとまるのです
テーマ
今回のワークショップでは、折り紙という平面から直方体という幾何学的な立体を作ることをテーマにこの作品を創作しました。
また、せっかくなので「寿司屋では絶対に出てこない寿司」というテーマも出してクリエイティブな作品を創ってもらいました!
右端が先生作、原寸大大トロ。
絶対に寿司屋に出てこない(食べたくない)色のネタの寿司、絶対に寿司屋で出てこないサイズの特大寿司、また軍艦巻なんかを創作する子供もいて、クリエイティブな折り紙教室になりました
個人的な好みは30cmぐらいある左端の巨大海苔巻き玉子です。
さて、では
今回の子供たちの創作作品です
この作品は下のモササウルスと同じ角配置を持った作品ですが、蛇腹構造を使っていますね!
龍は体と手足が細い題材なので蛇腹を使うことが多いのですが、よく見ると顔の細部、歯も作りこまれていて、作品に費やした時間、情熱そして集中力を感じる作品です。
ちなみに角(つの)になる部分は蛇腹が集まっているので、これをばらして角を枝分かれさせることが出来るはずです。
ニュージーランドの飛べない鳥、キーウィ。独特な体形が特徴のかわいい鳥ですよね
ずんぐりした体を、紙のひだを立てらせてばらすことで立体的に表現しています!
次挑戦するときは、キーウィのもう一つの特徴である、ながいくちばしもぜひ折ってみてほしいです
ちなみに対角線を体の真ん中の線にすると、くちばしも細長くできます!
よく恐竜を作って持ってきてくれる小学生が、前回あげた紙素材で今回も恐竜を創ってきてくれました。
前脚が短い肉食恐竜の造形も、もう手慣れたものでしょうね!
恐竜や動物は、立てらせられるように作ると、出来上がった時により見栄え良く見せることが出来ます。次はよりしっかりした紙で折りなおして仕上げに力を入れてみても良いかもしれません
綺麗に折りなおして折り図を書けば、立派な作品になりそうな作品です。。
折り紙の恐竜作品や動物で、界隈では有名な川畑文昭氏の「モササウルス」ととても似た構造ですが、インサイドアウトで目を作り出しているのが今回の作品のオリジナリティーですね!
最後に
さてさて。今回の教室は、特に子供たちの独創性をびしびし感じる折り紙教室でございました
子供たちの創造性を磨くという意味でも折り紙は有効な知育玩具と言われていて、この教室でもそんな空間を作れたらと実は思っています。
どうすればみんな考えながら、創造力を掻き立てられる教室が出来るのだろう。。そんなことを考えるきっかけとなりました。何かいい案があればぜひコメントをお寄せください
次回は「大きな紙を作れるようになろう」です。お楽しみに!
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