浜松の難関折り紙教室、第9回あつまれ!折り紙kids

活動

7月24日、第9回あつまれ!折り紙kidsを主催しました!

この会の立ち上げ理由やきっかけは上のリンクにありますので良かったら読んでみてください。

さて、今回9回のテーマは「平らな折り紙から動く立体作品を創ってみよう!」。

折って、折りあがったものを飾る。折り紙の楽しみ方はそれだけではありません。折り紙作品の中には動かすことが出来る作品もあるのです。

今回ワークショップの時間で作る作品は「サメのポップアップカード」。

今月の折り紙

折り紙でできた平面に畳まれたカードを開くと泳いでいたサメが現れ、がぶっ!

なんていうストーリーを僕の動く折り紙技術をつぎ込んで作ってみました。上の動画では折り方が公開されているので頑張って挑戦してみてくださいね!※レベルは上級です

折り紙の折り方を考えている途中、折っているものとは関係ないアイディアがその時の形から浮かぶことがあります。今回は、立体図形を切り開いて平面に畳む際の紙の動きをサメの口に見立てて面白くリメイクした作品です。

 本作のきっかけは、夏の折り紙のワークショップの依頼を受けて、アイディアを練っていた時のことです。
夏の折り紙といえば「スイカ」、「花火」、「イルカ」などといったイメージを浮かべます。ただありきたりなテーマだと自分のワークショップらしさが薄れて教えていて面白くないので、動く折り紙をつくれないかと考えていたところでした。どうにも一般的なイメージを嫌うひねくれた体質は、小学生の頃からなんです笑

そこで今まで知っている形でサメの口のようにパクパク動く形を試行錯誤する中で思い出し、サメの歯を紙の余白から折り出し、なんとか作品が完成。

因みに土台のカード部分は2枚の紙からできていて、本体のサメとは糊付け無しでくっついています。どうやってくっつけているか、そこも折りごたえのあるポイントなので是非挑戦してみてください。

小学生の創作作品

四角い折り紙から5つの角を折り出すのには少し工夫が必要になります。

例えば折り紙は正方形なので、それぞれのかどを星のとげに配分すれば4つのとげがある星が出来ます。

では改めて5つのとげがある星の構成を考えてみましょう。4つとげを作った残り1つのとげを作るにはどうすればいいか。たとえば真ん中に出来る角で5つ目のとげを作るか、はたまた五角形の紙から折り出すか…。

これは折り紙作家のセンスや考え方が現れるポイントです。

この星は正方形で作った作品。きれいに5つのとげを折り出していますね!シンプルな作品ですが、きれいに作るには奥深い題材なんです。

ラプトル

コンプレックス系の作品の代表。恐竜です。

ラプトルの仲間は映画ジュラシックワールドでも登場する、頭が良いことで知られる恐竜です。

この仲間の特徴は、足の爪。特徴をつかめている他、造形の難度が蛇腹作品よりも難しい22.5度系の作品となっています。また、和紙を使うというのも恐竜の質感が出ていてとても紙選びもいいですよね。

アルミホイルを裏打ちすれば、和紙の欠点でもある強度もクリアできるので個人的にはおすすめです。

余談

おりがみしりとり
折り紙しりとり

さいきん参加者の中で盛り上がっているのがおりがみしりとり。

その文字から始まる作品を即席で折るという遊びです。今回は小学三年生が「耳」を作ってくれました。※右隣りは先生作、即興ミンミンゼミです

即興折りには過去にどれだけ作品を作ってきたか、そしてそのパーツをどう正方形に落とし込むかが面白いところです。この耳はとてもリアルな作品ですね!

色選びもいいし、耳の形をよく捕らえられている作品だと思います。

次回はどんな会になるでしょうか!面白いテーマや作品リクエストも募集しています!

それではまた!

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