こんにちは、折り紙デザイナーのコーキです。
今回のテーマは
「大きな紙を作れるようになろう!」
です。
大きな紙を作れるようになろう! ~紙選びの重要性~
このテーマを選んだのは僕が小学生時代、狂ったように難しい折り紙に挑戦していた頃を思い出してのことでした。
日々果敢に難解な折り紙作品を挑戦する中、折り紙をそこそこやったことがある方なら誰もが知っている作家、神谷哲史氏の『神谷哲史作品集』に折り方が掲載されている作品「ディバインドラゴン」を折った時。
当時市販されていた最大の35cm x 35cmの折り紙で作品に挑んだところ、完成したころにはくしゃくしゃに丸めた紙同然の仕上がりになり、お手本のように全くきれいに仕上がらないではありませんか…
当時、完成すればとりあえず満足していた僕はあまり理由を考えませんでしたが、今となっては超上級作品に挑むためには腕前はもちろんのこと、紙選びを慎重に行う必要があるのです。。
裁断方法
過去に大きな紙の裁断方法について動画で解説したので参考にしてみてください!↓
どこで紙を買うか
お次に気になる紙の購入先です。
文具屋
この記事を真剣に読んでいる方は恐らく上級から超上級作品に挑んでいる方だと思います。
そしてそんな折り紙はもはや大衆的な折り紙の域を超えているので文具屋にはほとんどいい素材は売っていません。文具屋はあきらめましょう笑
紙屋さん
紙屋さんに行くことが最適な紙選びをするのには一番の方法。
まず近くの紙屋さんを調べてみましょう。オンラインショップで今の時代購入することは可能ですが、質感や厚さが仕上がりに大きく影響する折り紙に使う素材なので、できれば店頭で触ってみて選んでみるといいと思います。
印刷業者
もし近くに紙素材を販売しているお店を見つけられなかった場合、次の手段は印刷業者です。
折り紙でしっかりめの作品を作る際に使うレザックなどは印刷業者などで取り扱っていることも多いです。(ただ少ないロットでは売ってくれないことが殆ど)
都会の紙屋さんに赴く
大きな都市に行ったついでに紙素材を調達。最後の砦です。。
下にいくつか紙屋さんのサイトを貼っておきますので参考にしてみてくださいね!
もし買った紙があれば、素材名とkgの情報を小さく書いておくと、同じ素材を購入したいと思ったときに便利ですよ!
竹尾見本帖 (東京、大阪、福岡)
紙の温度 (名古屋)
ペーパーショップサクマ (北海道)
kg数って??
紙屋さんに行ったときに必ず見る単位があります。
それがkg。
20kgとか、200kgとか色んな幅が書いてありますよね~
紙一枚にしては重い単位に感じますが、一応重さを表す単位で、これを見ると、だいたいの厚さが分かるようになります(素材や材質によって重さが違うのであくまで目安です)
これは四六判(1091mm x 788mm)の紙1000枚積み上げた時の紙の重さのことで、例えば僕の感覚では15kgほどの紙は超複雑系の一枚折り昆虫作品や、透ける作品を作りたい場合。
しっかりめの強度で作りたい作品は100kg~120kg。
とはいえこれは切り出すサイズにもよるので一概には言いづらいところもあります。。
色んな作品を作りながら感覚を磨いてみてください!
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