最近特に黒い折り紙を専門に使うようになり、着想に至るまでの思考力が黒い折り紙で作れるものにだけ向かうためユニークな発想が今までにない頻度で思い浮かびます。
今回の「光と陰を折りたたむ」という発想は実は僕の中ではそこまで新しい試みではありませんでした。
3年ほど前に同じような試みをしておりモアイ像を陰影のみで表現したことがあったのです
現物はおそらく香川の実家の試作品箱のどこかにあるのかもしれませんが僕は今実家におらずいたとしても大量の試作品の中からモアイ像を見つけ出す気力があればクリエイターたるものそのエネルギーで新しい作品を作りたいものですよね
しかも折り方は忘れたのですが割と折り筋がごちゃごちゃとしていた気がするのでリメイクする意味でももう一度「モアイ像」を0から作り直してみようと思いたったわけです
どう完成形まで持っていくか
「陰影を使ってモアイ像をつくる」
そうテーマは決まったわけですが、制作にあたりどこからこのパズルを攻略するか
いつもはペンで紙にひたすらスケッチを描いて折り紙にできそうな陰影のパターンを描いていきます。
それは今回ももちろんそうですが、白に対して黒の模様の入り方が正方形に対して四角形に半分に折った折り筋を元に作れそうな道筋がなんとなく見えていたので意外と難攻不落ではなかった印象です。
ただ想像した通り非対称な折り筋を付けていくため、いつも対称ばかり作っている頭だと新鮮な感じ。モアイ像自体は正面から見れば左右対称図形ですが、今回はそれを斜め下から見たところを2Dの陰影で表現するため完全左右非対称となるわけですね
2Dと書いて思い出しましたが完全に平らな二次元から陰影を使ってまるでそれが三次元に見えるという着眼点も面白いと自負しています。
さてこの辺で写真を晒しておきましょう

確か前回の実家のどこかに埋もれているモアイ像はどこの角にも合わせず本当に適当に折って形にしたのですが、今回はベースとなる形はきちっと22.5度の角度で統一しています
割と全体的な形、まとまりがとても気に入り、制作後もにやにやと見入ってしまうほどの出来ではありますが、今回偶発的に発見した首元の陰を表現するくさび型の黒の折り方がとても気に入っています。
この折り方をすることでモアイ像の頭の輪郭の一部をつくることができ、かつミニマルな折り方で頭と地面に埋まっている首もとを表現できているのです。
今回のようなシンプルなアイディア一本で勝負する折り紙ではこういった折り方を盛り込めるのが理想ですよね。
無理なく15cmの折り紙で折ることができ、完全平面でどこにも無理がない
そんな面白い形がまたこの世界に誕生しました
折り紙ってたのしい。








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