第三回集まれ!浜松折り紙キッズ
皆さんこんにちは。浜松で折り紙のアーティストとして活動している折り紙デザイナーのコーキです!
さて、今日は僕の活動の一つを紹介します。
僕は小さい頃折り紙をやっていて、出来ないことが悔しくて泣きながら一日中折り紙を折っていたことは前のブログでも書きました。
今でもそうですが、折り紙のイベントというと、当時から東京など大都市での開催が多く、香川県という田舎に住んでいた僕は東京レベルの高い技術力を持った作家が集うような折り紙のイベントがもっと地方であったらいいなーと幼いころから考えていました。
そこで社会人になって折り紙アーティストとして独立した僕は、今僕が住んでいる浜松市で同じような悩みを抱えた子供(もしくはお子様の複雑折り紙が手に負えなくなってきたご両親)を集めた定例会を開くことにしました。2021年のことです。
「集まれ!浜松折り紙キッズ」と名付けたこの定例会も2022年に入り、早くも3回目となりました。今日はその報告です
今日は5家庭で7人の子供たちが集まってくれました!
時間は2時間、はじめ1時間はワークショップで後半1時間は自由に折りたい作品を作ったり、創作方法や折り方が分からない作品を聞いたりする時間にしています。
集まると何も言わずともみんな折り紙を取り出し、黙々と集中しながら折り紙を折り始めました
個人的に子供たちのこの集中した空間が好きです笑
こちらは本日のワークショップのリス。
今日は小学1年生から小学5年生まで幅広いレベルの子供たちが参加していたので、簡単すぎず初心者でも頑張れば作れるレベルの作品を考案してきました。レベルが合うか少々心配でしたが、みんな頑張ってそれぞれの作品を完成させてくれたので良かったです
僕としては折り紙を通して親子や子供たち同士で教えあったり交流が生まれるのは折り紙の良さの一つかなと思っています。
さて、集まってくれる子供たちの中には難解な作品を作ったり創作をしたりする子供もいて、後半1時間はそんな子供たちの作品を見せてもらったのでその中のいくつかを紹介します!
ドラゴン。小学生の創作作品です。
去年2021年、ドラゴンの折り方を集めた本が出版され、折り紙を折る者の間でドラゴンが流行りました。小学生でここまで作れれば将来は有望。
いい意味で小学生らしい独創的な作品、「マジックハンド」。
手の構造と伸びる部分の折り方は既存の折り方ですが、それを使ってマジックハンドという作品を作る発想が斬新なんですよね。
こちらは今日の参加者の子供たちの中で最年長の小学5年生の作品、「フトアゴヒゲトカゲ」。
フトアゴヒゲトカゲという題材が世界であまり作例が無いうえに、このトカゲの代名詞でもあるあごひげの表現が独特。
あまりあごひげとして作品に取り入れられている例が海外日本含めて無く、神谷哲史氏作シロナガスクジラの口の折り方に使われている折り方ですが、それをトカゲに生かしているのが見どころな作品です
まとめ
折り紙は手先を器用に使って作品を作る日本の良き知育玩具である上、今回のように親子のコミュニケーションの場ともなります。
僕を通して、そして折り紙を通して一人でも「折り紙が楽しい!」と思い、世界の色んな人と繋がれる魅力を感じてもらえると幸せです!
折り紙最高!
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